歴史的建造物の修復プロジェクト

歴史的建造物の修復プロジェクト

  • 国連支援交流協会に数多くあるプロジェクトの一つとして、人類の歴史でもある文化遺産の重要性を国際協力のもと護ることを目的とし「文化遺産の保護と国際協力」プロジェクト(プロジェクト・リ-ダー:高山 仁志)が、2005年4月に立ち上げられました。
    このホームページは、文化遺産の重要性を広く皆様に知っていただき、そして我が協会が有する国際的な大きな力の中で、新しいプロジェクトが文化遺産への貢献を目指しています。

文化遺産の重要性

文化遺産は人類共通の財産

  • 文化遺産は、人類の文化活動を具体的に示すもの、さらに人類の歴史を物語る証です。そのことより文化遺産を皆が一致して護り、活用していくべき人類共通の財産といえます。
    もちろん現代を生きる我々だけの財産では無いので、今残されている文化遺産を後世に伝えていくことも我々に課せられた義務と考えています。
    文化遺産の劣化、破壊、消滅にはいろいろの要因があります。
    文化遺産を人類が協力して護ること、すなわち国際協力の推進は、世界の人々の財産を世界の人々の力で護り活用していくために重要な目標となります。

文化遺産はそれぞれが唯一のもの

  • 文化遺産というものはそれぞれが唯一であり、一度失われたら二度と作り直すことは出来ません。
    文化遺産の保存・修復と破壊は紙一重です。今、保護しなければ失われてしまうおそれがあるということが非常に重要な点となります。
    文化遺産には、それを取り巻く民族、国家のアイデンティティとしての象徴的な力を持っています。文化遺産の保護は、精神文化の復興、すなわち民族、国家の誇りを取り戻すことでもあり、ひいてはその国の復興への大きな力ともなります。
    国際協力の観点から見ると、未来において「あのとき外国の協力で保護された文化遺産が残ってよかった」と、その地域の人々、その国の国民に感謝されることを重要な目標としています。

文化遺産は貴重な資源

  • 文化遺産が「かけがえのない人類の財産である」ということは、すなわち、価値の高い財産であるということです。
    このような点で文化遺産の果たす役割はたいへん大きいものがあります。
    経済の面でも文化遺産は大きな力を持っています。文化遺産の観光資源としての価値、すなわち文化遺産としての価値が高ければ高いほど観光資源としての価値も高くなります。文化遺産を活用した観光開発は、きわめて大きな経済発展の貴重な資源となります。
    観光事業の資源として文化遺産を積極的に活用し、その文化遺産の保存を行うことも重要な目標としています。

文化遺産の異文化理解への役割

  • 文化遺産は、ある時代における、ある民族の人間活動の具体的な証です。そのことより文化遺産に興味を持つことは、異文化理解へのきわめて有効な第一歩となります。
    異文化の理解により真の世界平和を実現することが出来ます。
    文化遺産の果たす役割は、非常に大きいといえます。ですから今を生きる我々にとって文化遺産の保護と活用は、たいへん重要な活動です。

文化遺産の保護と国際協力への活動

活動内容

  1. 文化遺産の劣化診断、健全度診断技術の国際比較と体系化
    各国における各種の検査技術、試験法、診断技術、実施基準の比較、および国際比較に基づく各種技術の体系化を行う
  2. 文化遺産の劣化診断、修復・補強のための指針の作成
    文化遺産に関する汎用性の高い劣化診断手法の体系を確立するとともに、文化遺産の劣化診断、 健全性診断、および修復・補強のための作業指針、試験指針、評価指針等を作成する。
  3. 文化遺産の被災度判定指針の作成
    文化遺産の予期せぬ天災、人災時の被災状況の調査などのいくつかのケースを想定して、それぞれ個別に被災度判定指針を作成する。

活動計画

  1. 現地調査
    国内外の文化遺産の現地調査を行い、劣化の現状と兆候、原因特定と診断を行うとともに、材料が環境条件から受ける影響を定性的、定量的に計測・記録し分析する。
    可能な場合、長期自動観測(モンタリング)設備を設置し季節変動等を監視する。
  2. 資料調査
    文化遺産を有する各国で、文化遺産の劣化診断と修復・補強技術に関する現状を調査する。特に、劣化診断のための指針、修復・補強のための技術評価の規定等に関する資料を網羅的に収集分析する。
  3. 国際会議開催
    文化遺産の劣化診断指針と修復・補強技術評価指針の作成を受けて、その内容と有効性を討議するための国際会議を開催する。特に、アジア諸国における多様な組積造の現状と環境条件にとって、これら指針がどのように機能しうるかを展望する。
    文化遺産の保護と救済、そのための国際協力のあり方、進めかたについて考えるプロジェクト、実現するプロジェクトについて本協会・国連支援交流協会が最高であると確信しています。
    文化遺産の重要性、そしてその保護の重要性について、わずかですが記しましたが、国際協力をもって推進してゆくために本協会がすぐれているとも確信しています。
    日本での活動、さらに国際的活動をも望み本協会に一つのプロジェクトとして立ち上げました。
    現在、日本において、大学での文化遺産の授業も盛んになっており学生達、若者への影響拡大も重要と考えています。日本のみならず世界の学生、若者達へ文化財保存修復学を深めてゆくことも、さらに重要であり本協会の力強さでもあると考えます。

プロジェクト・リーダー: 高山(たかやま) 仁志(ひとし) の紹介

高山仁志 1947年 広島県生まれ

ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール,トルコ)の学術調査団にモニタリングの責任者として参加。
●インド西部地震の歴史遺産被災度調査隊・グジャラート・プロジェクトのメンバーとして参加。